桃の節句

さくらでの桃の節句は、まず和紙で小さな人形で体をなで、それを川に流しに行きます。
そして、これまで無事に成長したというお祝いのちらし寿司を作り、汚れた海には住まないという蛤のお吸物、邪気を払い生気を得るという白酒をみんなでいただきます。

この日、帰った来た園かばんの中には、新聞紙に大切に包まれた蛤の殻が入っています。
給食でいただいた蛤のお吸物の殻を大切に大切に持って帰るのです。
我が家のおもちゃコーナーの籠の中には、卒園したお兄ちゃんお姉ちゃんたちの分も含め、10個目の貝殻が仲間入りしました。殻の裏に絵を描いて絵合わせ遊びをしたり、おままごとの道具となったり、お金になったりと大活躍です。
そして、流し雛も。
さくらから帰った娘(現在小4、当時年長)が「今日幼稚園で作って流したよ」と作ってくれたものです。

園で作って楽しかったものを、家でも何度でも作る。
クモの巣や首飾り、ブレスレット、カメラ、パン、ゆずはちみつなどなど。
家で「こうやって、作るんよ!!」と嬉しそうにいきいきと作る姿は、見ていて、これぞ真の教育ではないかなと感じます。
宿題ではなく、自分から作りたいと思って作る、その意欲をさくらで育てていただいていると思い、感謝の気持ちでいっぱいです。家庭でも大切にしていきたいです。



('19てんとう虫母さん)