亥の子まつり


亥の子 亥の子 亥の子餅ついた 
繁盛せい 繁盛せい
悪いもの 土から出ていけ 
繁盛せい 繁盛せい
弱いもの 心から出ていけ 
繁盛せい 繁盛せい 
(さくらオリジナルのうた)



 さくらの亥の子祭りは、この歌を歌いながら、ひとりひとり藁を束ねて作った棒で園の畑や園庭の地面を叩きながら練り歩きます。

子どもたちによって土の中の悪いものが追い払われると、園を包む空気に清々しさを感じることができて、好きな行事の一つです。

年長の息子にとっては、今年で最後の亥の子祭り。
持ち帰った藁の棒をみると、ぎゅっと束ねられ、きっちりと巻かれています。
一目見るなり、作り方が上達したことが分かりました。
3年間同じように行事を繰り返すさくらでは、そんなところからも子どもの成長を感じることができます。

特筆すべきは、この日せっせと拵えられる亥の子餅のこと。
もち米を炊き、すりこぎで米を突き、そこに大豆や小豆、胡麻、栗、柿を混ぜて、いのししの子の形にした亥の子餅。
これほど秋の味覚が入る贅沢なこのお餅、親にとっては幻のお餅です。
自分で作るには大変すぎるし、息子に聞いても、美味しかった〜だけだし、どんなに美味しいのか、食したい気持ちが募るばかり。
「いつかお裾分けをいただけたら・・・」というのは、先生にはなかなか言い出せない正直な気持ちです。笑
こんなに美味しいお餅をいただけるさくらの子どもたちは幸せ者です。



(’18いちょうママ)