3年間の遠足

往復6k mにもなる山道を本当に子どもの脚で歩いて行って帰れるのかと心配で送り出し、その帰りをドキドキしながら待っていた年少。初めての遠足から帰って来た年少の息子は全ての力を使いきって疲れ果て呆然とした表情。迎えに来た親の元に辿り着き、もう一歩もそこから動けないといった感じでした。もちろん生まれてからこの方6kmもの道のりを自分自身の足で歩ききったのは初めての経験でした。

たくましく自信に満ち溢れた表情で帰って来た年中!途中の休憩で、皆んなで小枝を集めて起こした火で沸かして、飲むココアが美味しくて美味しくて何度もその話しをしてくれました。

何やら帽子の中から葉っぱやら何やらが飛び出して、嬉しいばっかり楽しいばっかりで興奮気味に、まだまだ力が余って帰って来た年長。前日にニコニコしながらも凛々しい表情で、自分でリュックに荷物を準備する姿は、頼もしくなったなと成長を感じずにはいられませんでした。

遠足の道中の写真を見る限り、文字通りの山道、さくらのお部屋から飛び出して体験するファンタジーの冒険は、子ども達にとって、それはそれは特別で非日常な一日に違いありません。心に深く刻まれいつまでも記憶に残る素敵な一日です。




 
(’19トンボカァカ)